がんになった人だけが知っている人生で大切なこと
発売日2021年2月20日
ISBN 978-4-7762-1114-3
価格1200円(税別)
アスコムからの内容紹介
「がんになってからも、人生は続いていきます。
がんになってからの人生をより良く生きることが、とても重要だと思います」
著者で医師の坂下千瑞子氏は、39歳のときに骨軟部腫瘍を発症。
その後、再発、再々発と3度のがんを経験しながらも闘病を乗り越え、現在では血液内科医として勤務しながら、がん患者支援のための活動にも力を入れている、「がんサバイバー」の1人です。
「2人に1人ががんになる」と言われるように、がんはもはや特別な病気ではありません。一方で医療の進歩により、がんはコントロールできる時代になりつつあり、がんと共にどう生きていくかが重要になっています。
本書は、3度のがんを乗り越えた著者と5人のがん患者たちが、闘病を経て新しい生き方を見つけるまでの6つの物語を漫画化した、ドキュメンタリーコミックです。登場する面々は、それぞれが大変ながんとの闘いを乗り越え、現在では充実した人生を送られています。
「本書が、孤独な思いをしている患者さん、またはそのご家族やご友人、そして医療に携わる人たちや、すべての人にとって、がんと向き合うための手助けの一つになれば、こんなにうれしいことはありません」(本書「はじめに」より)
著者プロフィール
著:坂下 千瑞子
医師、医学博士、血液内科専門医。東京医科歯科大学医学部附属病院・血液内科特任助教。1966年、大分県生まれ。1992年、大分医科大学医学部卒業後、東京医科歯科大学第一内科に入局。2002年、東京医科歯科大学大学院医学研究科修了。2004年、米国ペンシルバニア大学血液腫瘍学講座の研究員となる。留学中の2005年、背骨に腫瘍が見つかる。帰国して腫瘍脊椎骨全摘術を受けるも、2006年と2007年に再発。その度に重粒子線療法と強力な化学療法を受ける。困難を乗り越えて、2007年より実行委員として世界最大級のがん征圧活動であるリレー・フォー・ライフに携わる。2011年、東京医科歯科大学医歯学融合教育支援センター特任助教を2年務めた後、現職となる。2015年より日本対がん協会評議員、2017年から2019年に厚生労働省のがん対策推進協議会委員を務める。
漫画:横濱マリア
元アニソン歌手の漫画家。
4月29日生まれ 趣味は神社仏閣巡り、カレーの食べ歩き、お酒など。
著書『おんなの酒道』(マッグガーデン)、『夢みる食卓』(芳文社)。
Instagram : yokohama_mallia
blog :「横濱マリアのゆるっとした生活」
http://silver.ap.teacup.com/maria-yokohama/
目次
—目次—
・がんだけど、生きると決めました
〇第1話:坂下千瑞子(骨軟部腫瘍[脊椎腫瘍]サバイバー)
・社会を動かす患者の力
〇第2話:山田陽子さん(乳がんサバイバー)
・がんサロンは癒しの空間
〇第3話:神谷康秀さん(膀胱がんサバイバー)
・希少だからこそ仲間とつながる
〇第4話:福智木蘭さん(鼻中隔がんサバイバー)
・生きることを思い切り楽しむ
〇第5話:大石治恵さん(子宮頸がん・直腸がんサバイバー)
・未来ある子どもたちのために
〇第6話:伊藤裕太さん(急性リンパ性白血病サバイバー)